フッ素について

Q.フッ素の虫歯予防効果について教えてください。

A.フッ素の働きには、歯の質を丈夫にすることや口の中の細菌の働きを弱めること、できはじめの虫歯(CO)を治すことができます。

Q.フッ素入りの歯みがきチューブにはどんなものがありますか?

A.フッ素入りの歯みがき剤は多数販売されています。 効果を上げるためには、フッ化物配合歯磨剤の使用後に、再石灰化の促進に必要な濃度のフッ素イオンを保持することが必要なため、使用する歯磨剤の量が少なすぎたり、使用後に洗口しすぎないようにします。フッ化物配合歯磨剤には、配合フッ化物が必ず薬用成分の欄に記載されています。

インプラントについて

Q.インプラントの寿命はどのくらいですか?

A.適応した部位、患者さんの年齢、全身疾患の有無、 清掃状態に大きく左右されますから、一律的に何年とおこたえすることは不可能です。このようにどれくらいもつかは個人により違ってきますが、良好な環境下において25年使い続けている患者さんもいるくらい、インプラントは長持ちします。しかし、 口の中の衛生状態が悪いとインプラントの寿命は短くなります。

Q.インプラント治療をする人が増えましたが、インプラントがブリッジや入れ歯より優れているのはどんな点ですか?

A.インプラント治療の利点として健全な歯を削らずに歯を装着できる点や、残存歯の負担を軽くできる点、違和感が少ないことなどがあります。また、 大きな利点として取り外さずに固定性にできる点があります。また、顎の骨の吸収を防止することもわかっています。

入れ歯について

Q.今までずっと入れ歯安定剤を使ってきましたが、先日かかりつけの歯科医から、入れ歯安定剤はあまり使わないほうが良いといわれました。どうして使わない方がよいのでしょうか?

A.安定剤を使うとき、入れ歯が元々噛んでいた位置よりずれることがあります。入れ歯がずれると噛み合わせがずれ歯ぐきや顎の関節に負担がかかるようになり、口が開けづらくなったり痛みがでたりすることがあります。
また、ずれた入れ歯で噛んでいると、左右の噛む力が違ってきて強い方に歯ぐきの吸収が起きます。すると入れ歯が外れやすくなり、さ らに安定剤を使うという悪循環が生じます。入れ歯の安定剤は柔らかいものが多いため、汚れ(細菌・ 食片)を吸着しやすく、それが歯ぐきの炎症を引き起こします。

その他

Q.8020運動とはどのようなものですか?

A.8020運動とは、健康で明るく元気に生活する期間、すなわち健康寿命の延命のため、国民の積極的な健康づくりをめざし、80歳になっても自分の歯を20本以上保つという国民運動です。
この運動は、厚生労働省が2000年に提唱した「健康日本21」とも深く連携しています。

Q.清涼飲料水はどのくらいの砂糖が入っているのでしょうか?

A.砂糖が多く含まれた清涼飲料水の中で、特に砂糖の含有量が高いものに、炭酸飲料と乳酸菌飲料があります。
これらは飲むと酸っぱく感じますから、水に混ぜるようりも多く砂糖を入れないと美味しくありません。
例えば、レモンスカッシュは、炭酸飲料にレモンをいれただけで非常に酸っぱいものですが、たくさんのガムシロップを入れることで美味しくなります。かと言って、砂糖の含有を多く感じるかと言えば、そうではありません。ですから、そういった砂糖含有量の高い飲料水を寝際に飲んだり、日常何度も飲んだりしていると、当然虫歯になりやすくなります。

Q.こどもの指しゃぶりは、いつ頃までに治したほうがよいですか?

A.指しゃぶりの停止は、早ければ早いほどいいのですが、少なくとも永久歯が生えてくる前にはなくなっていなければならいでしょう。また、心理的に影響がでるなどの情緒的な問題が引き起こされないように、3~4歳くらいまでは柔軟な態勢で見ているのも必要です。

Q.薬には唾液の分泌量を減らすものがあると聞きましたが、どのような薬ですか?

唾液分泌を阻害する薬剤には、
(1)消炎鎮静剤
(2)抗うつ剤
(3)降圧剤・利尿剤
(4)抗けいれん剤
(5)精神安定剤
などがあります。